文字列はシングルクォーテーション('
)、またはダブルクォーテーション("
)で囲む。出力するにはprint()
を用いる。改行文字'\n'
を末尾に付けなくても改行される。
print('Hello, world!')
Hello, world!
Jupyter Notebookなどの対話的シェルでは、最後に書かれた式を評価した結果が出力される。
'Hello, world!!!'
'Hello, world!!!'
#
に続く記述はコメントとして扱われ、実行されない。
# 'Hello, world!'という文字列を表示する。
print('Hello, world!')
Hello, world!
加算は+
、減算は-
、乗算は*
、除算は/
である。除算/
の計算結果は浮動小数点数となる。
9 + 2
11
9 - 2
7
9 * 2
18
9 / 2
4.5
除算の結果を整数で求めたいときは//
を使う。
9 // 2
4
演算子//
の間に空白を入れると文法エラー(syntax error)となる。
9 / / 2
File "/tmp/ipykernel_2497/333318335.py", line 1 9 / / 2 ^ SyntaxError: invalid syntax
剰余算(割ったときの余り)は%
で求める。
9 % 2
1
10 % 2
0
累乗は**
で求める。
2 ** 7
128
演算子**
の間に空白を入れると文法エラーとなる。
2 * * 7
File "/tmp/ipykernel_2497/3091056297.py", line 1 2 * * 7 ^ SyntaxError: invalid syntax
計算(演算子)の優先順位は数学の慣習に近い。優先順位は**
> -
(負の数を表現) > *
, /
, //
, %
> +
, -
3 + 7 / -2
-0.5
括弧(
)
を使って演算子の優先順位を変更できる。
(3 + 7) / -2
-5.0
数に小数点が含まれると、その数は自動的に浮動小数点数で表現される(浮動小数点数を評価したので、出力に小数点が付いている)。
1.0
1.0
指数を用いた浮動小数点 $a \times 10^b$ はe
を用いて表現できる(C言語と同様)。例えば、$6.02 \times 10^{23}$は、
6.02e23
6.02e+23
$1.0 \times 10^{-4}$は、
1e-4
0.0001
式の中に浮動小数点数が含まれる場合、計算結果も浮動小数点数になる。
-9.0 + 2
-7.0
浮動小数点数に対して//
を使うと、結果は整数ではなく浮動小数点数となる。
-9.0 // 2
-5.0
2進数は先頭に0b
を付ける。
0b00101100
44
16進数は先頭に0x
を付ける。
0x2C
44
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